新聞・テレビが報じない「豊洲新市場」動乱“10大スクープ”(3)豊洲移転を決めた「主犯」の実名
「築地市場」問題解消は、都の悲願だった。60年代から移転計画が始動。96年までは再整備の方針がとられていた。理由は根強い反対運動にあった。「移転に反対し続けたのが52年設立の水産仲卸の東京魚市場卸協同組合(以下、東卸)です」(都庁職員) しかし99年の石原都政下で、豊洲移転に一気に舵が切られる。連動して都が接近していったのが、場内関係者の間で「3I」と呼ばれる東卸の重職者だった。「それは理事長である伊藤...