秋津壽男“どっち?”の健康学「話題となっているO-157やアニサキス。食中毒と寄生虫ではどっちが危険?」
8月上旬、埼玉県のスーパーで販売されたポテトサラダから病原性大腸菌O-157が検出され、5歳の女児が溶血性尿毒症症候群を発症しました。現在は意識を回復されたそうです。 梅雨から初秋にかけて、怖いのが食中毒です。一方、近年は夏になるとイカなどに寄生するアニサキスによる腹痛も増えているようです。では、食中毒と寄生虫はどちらが危険でしょうか。 代表的な食中毒の原因菌であるO-157は家畜の糞便で汚染された水や食...