下着も生ぬるい日常も捨てて、映画へ出よう! 寺山修司原作のボクシング映画『あゝ、荒野』

日刊サイゾー

対人恐怖症の建二(ヤン・イクチュン)はボクシングを通して、対戦相手と肉体言語を交わし合おうとする。
対人恐怖症の建二(ヤン・イクチュン)はボクシングを通して、対戦相手と肉体言語を交わし合おうとする。

映画館の暗闇の中でただ待っていても、何も始まらないよ──。1970年代のカルチャーシーンにおいてカリスマ的存在だった寺山修司は、初監督作『書を捨てよ町へ出よう』(71)の冒頭、映画館へ足を運んできた観客たちをスクリーンの中から挑発してみせた。本を閉じて、現実の町へ繰り出そう。映画を見るのではなく、君が映画の主人公になればいい。詩人、劇作家、演出家と多彩な才能を発揮した寺山は、新しい時代のアジテーターだ...

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