[お江戸小説] ココロサク【最終話】春はいつだって
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江戸時代
前回の第7話「溢れそうな想い!?」はこちら 食事や酒を楽しむ人、色街に行く人…。 とにかく町は人で溢れかえって、賑やかだ。 その中でも、新さんの佇まいといいこざっぱりとした身なりは、ひときわ目立つ。 「新さん!」と声を張り上げたとたん、こちらを振り向いた新さんの顔に安堵の色が浮かび上がった。 「おりん! 今日はあんなことがあったから、あの後大丈夫だったか心配していたんだよ。さ、行こう!」 そう言ってほ...