【小説】国芳になる日まで 〜吉原花魁と歌川国芳の恋〜第10話

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【小説】国芳になる日まで 〜吉原花魁と歌川国芳の恋〜第10話

前回の【小説】国芳になる日まで 第9話はこちら 【小説】国芳になる日まで 〜吉原花魁と歌川国芳の恋〜第9話 ■文政七年 夏と、秋(2) それからというもの、佐吉は必ず毎月几帳面なほどきっちり十五日に訪れた。 そして四度目になる七月十五日、初めてみつは自分の持つ座敷に男を通した。 部屋の中央にはこれ見よがしに緋蒲団と滝紋をあしらった豪奢な掻巻が敷かれている。佐吉の視界には、嫌というほどその派手な緋色が映り...

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