「ゲスな自分をありのまま書いた」住所不定無職の作家が描く波乱の半生

新刊JP

『ボダ子』の著者、赤松利市氏
『ボダ子』の著者、赤松利市氏

2018年に『藻屑蟹』で第一回大藪春彦新人賞を受賞してデビュー。 その圧倒的な筆力が注目を集めると同時に、「路上生活の経験あり、定職なし」という経歴から「住所不定、無職の新人」として話題になった赤松利市さんの新刊『ボダ子』(新潮社刊)は、自身の波乱に満ちた半生を描いた私小説だ。 人生から転落してなお女を追わずにいられない男と、女と仕事にしか向かぬ男の視界の外で精神を病んでいく娘。そして東日本大震災の...

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