「第87回夏の甲子園」常葉菊川の超攻撃野球を抑えた広陵・野村祐輔の“投球術”
2007年に開催された第89回夏の選手権は、大会14日目にして最大の大一番を迎えていた。準決勝の第1試合でこの春の選抜優勝校と、ベスト8進出校の激突となったのだ。 選抜優勝の常葉菊川(静岡)は小技に頼らず、ドンドン強振する“超攻撃野球”が持ち味。投手陣も田中健二朗(横浜DeNA)、戸狩聡希という左腕二枚看板が安定しており、大会前から優勝候補の筆頭に挙げられていた。対する春の選抜ベスト8・広陵(広島)は初戦で優勝...