【小説】永すぎた春/恋愛部長
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恋愛部長の「ダメな恋ほど愛おしい」
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別れ
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彼氏
■「いつかは結婚する」という確信はあった彼は、もはや恋人と言う存在を超えていた。何も言わずに気持ちが伝わって、別に何か特別なことをしなくても、一緒にいれば安らげた。これが、結婚というものなのかな、と真由は思っていた。だから、あえてその一歩を踏み出すことに、必要性も感じなかったのだ。ずっと。奏多と一緒に暮らしだして、もう5年経っていた。付き合いはじめてすぐに、奏多のアパートの更新時期が来たので、「...