医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<好酸球性副鼻腔炎>「治りにくい鼻詰まりは国指定の難病の可能性も」
最近、鼻がずっと詰まっていたり、グズグズしている──そんな人は「好酸球性副鼻腔炎(こうさんきゅうせいふくびくうえん)」かもしれない。聞き慣れない病名だが、副鼻腔炎とは異なり、国の指定難病に認定されていて、近年患者数が増加している。 この病気は、鼻の中に鼻茸(はなたけ・鼻腔ポリープ=粘膜が慢性炎症で腫れ、見た目がキノコ状になっているもの)ができて、血液中の好酸球数が増加することで発症すると考えられ...