大統領型宰相・中曽根康弘の「風見鶏」夫婦生活67年(2)土砂降りの中で選挙民に土下座
結局、反対する父親を押し切り、夫人にもなんら相談することなく、内務省に辞表を出してしまったのだった。東京の自宅に夫人を置いたまま、さっさと郷里の高崎に帰ってしまったのである。 高崎では、内務省の退職金で買った自転車をペンキで白く塗り、「日本をアカの手から守ろう」と訴えて回り、青年団に働きかけて『青雲塾』を結成、「日本の再建を目指そう。青年よ立て!」などと口角泡を飛ばしたりしていた。これは無論選...
結局、反対する父親を押し切り、夫人にもなんら相談することなく、内務省に辞表を出してしまったのだった。東京の自宅に夫人を置いたまま、さっさと郷里の高崎に帰ってしまったのである。 高崎では、内務省の退職金で買った自転車をペンキで白く塗り、「日本をアカの手から守ろう」と訴えて回り、青年団に働きかけて『青雲塾』を結成、「日本の再建を目指そう。青年よ立て!」などと口角泡を飛ばしたりしていた。これは無論選...
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