歴代総理の胆力「佐藤栄作」(2)岸・佐藤兄弟「骨肉の争い」
その佐藤は、幼少時代は“劣等生”であった。小学校は入学時130人中、じつに127番だったというから、幼くして飛び切りの秀才だった実兄の岸信介元総理とは、だいぶ違うのである。 しかし、なかなかの努力家で、旧制山口中学1年1学期の成績では全校で18番、しかし卒業後は、旧制一高には入れず、熊本の五高に回されている。 また、その五高では入試の際、同じ受験生に池田勇人がおり、泊まった宿が一緒だったという奇縁がある。...
その佐藤は、幼少時代は“劣等生”であった。小学校は入学時130人中、じつに127番だったというから、幼くして飛び切りの秀才だった実兄の岸信介元総理とは、だいぶ違うのである。 しかし、なかなかの努力家で、旧制山口中学1年1学期の成績では全校で18番、しかし卒業後は、旧制一高には入れず、熊本の五高に回されている。 また、その五高では入試の際、同じ受験生に池田勇人がおり、泊まった宿が一緒だったという奇縁がある。...
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