嵐・二宮和也、悲願の作家デビューをジャニーズが"スルー"したウラ事情

又吉の芥川賞受賞が引き金に!?

 お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35)が『火花』(文藝春秋)で芸人初の芥川賞受賞という快挙を成し遂げ、大きな注目を集めている。その影響で“執筆欲”が再燃していると一部で報じられたのが、嵐・二宮和也(32)だ。しかし、二宮の夢の前には“国民的アイドル”であるがゆえの壁が立ちはだかっているという。

NEWS・加藤シゲアキの先行が障壁に

 嵐で“クリエイティブ”を担当している人物といえば、リーダー・大野智(34)だろう。7月24日に発売したアート作品集『FREESTYLE II』は初週で11.5万冊を売り上げ、同作品の個展は7月に上海、現在は東京で開催中だ。

 ところが、である。7月28日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)によると、元々は二宮も“創作欲”が強く、デビューして間もない頃にも「小説を書きたい」と周囲に漏らしていた。当時はまだ嵐が売れていなかったため見送りになっていたという。時は過ぎ、デビュー15周年を迎えた今年、ある出版社から二宮個人にオファーが届いた。念願の作家デビューが叶うチャンスが巡ってきていた、と報じている。

「ところが、二宮が所属するジャニーズ事務所がこの話を断ってしまったそう。現在、ジャニーズの作家といえばNEWSの加藤シゲアキ(28)が活躍しており、2012年に発売した小説『ピンクとグレー』(角川書店)は2016年公開予定で映画化も発表されている。そのため、このタイミングで二宮が作家デビューして“二番煎じ”のように思われることを避けるべく、オファーを許可しなかった可能性を伝えています」(週刊誌記者)

 実は二宮の“作家デビュー”は出版社サイドにしても悲願であった。これまで、何度も画策されているにも関わらず頓挫しているそうだ。昨年も大手出版社がジャニーズ事務所に直接オファーを出したものの、その際には返事すら貰えなかったのだとか。

 出版関係者が語る。

「実際にオファーを行っても、タレント本人や幹部にまで話が通ることほとんどなく、誰にも責任が及ばない形でスルーするのがジャニーズの“常套手段”のようです。また、小説の分野ではNEWSの加藤が『ピンクとグレー』で12万部の売り上げを記録した。これはかなりいい結果と言っていい。ジャニーズとしては、今や国民的アイドルとなった二宮が売り上げや評判で加藤に負ける訳にはいかないという“メンツ”の問題もあるのでしょう」

 しかし『週刊女性』によれば、今度は又吉の芥川賞受賞のニュースが二宮の闘志に再び火を付けているとも。

 二宮は同世代の作家・山田悠介氏(34)の作品を好んで読んでいたことから、ホラーや非現実的なストーリーを創作するのではないかと予想されているが……。

「二宮は又吉の快挙に触発されたようですが、このこともジャニーズサイドにとっては不都合。いま出版したところで、売り上げや内容を『火花』と比較されるのは目に見えているため、無謀な勝負に出るとは思えません」(同関係者)

 8月4日の発表で『火花』の累計発行部数は200万部を超えたことが明らかになっている。いくら嵐、そして二宮とはいえ、この数字を超えるのはさすがに厳しい。二宮念願の作家デビューはまたしても遠のいてしまったようだ。

(取材・文/一樹守)

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