豆知識! 人間の「白目」は何のためにある!?

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ネコやイヌ、人間に近いサルなど、哺乳類の目は「黒目」がちで(笑)、普段から「白目」が見えているものはありませんね。なぜ人間の目だけ「白目」が見えているのでしょうか? これはコミュニケーション能力を強化するように人間が進化した結果なのです。

■社会生活を営む人間だから……お互いの「サイン」が重要!

「白目」は眼球の外壁にあたる厚さ1ミリほどの「強膜」と呼ばれる部分です。ネコやイヌなどにも「強膜」はありますが、人間のように普段から「白目」を出している動物はいません。

人間の目は「強膜」の白い部分を出すことで「黒目」を強調するようになっています。これにより、どこを見ているのかが明瞭になります。つまり、「私はここを見ている」ということを周囲に分かるようにしているわけです。

なぜ、このような「目」になっているのかというと、コミュニケーションのためだといわれています。「自分がどこを見ているのか」を人間同士で伝え合うためにこのような目に進化したのです。

人間以外の動物を考えてみましょう。肉食動物の場合、人間のような目をしていると、獲物にどこを見ているのか伝わってしまいます。これは狩りをする上で大変不利ですね。また、草食動物にしても、人間のような目では自分が「気付いた!」ということを、捕食者に伝えてしまいます。

自然で暮らす動物の場合、自分の視線が周囲に分かってしまうというのは自分の生存にとって不利なのです。しかし、人間は「視線が周囲に分かる方向」に進化しました。その方が人間の生存にとってメリットが大きかったからです。

相手の見ているものが分かる、また自分の見ているものを「目で伝える」というコミュニケーションのために(ヘンな表現ですが)白目がちな目になっているのです。

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