「もしも、昔話の主人公が訴えられたら」という設定で作られた、これまでにない法廷ドラマ『昔話法廷』をご紹介します。
『昔話法廷』で開かれるのはちょっと変わった裁判。裁かれるのはみんなが知ってる昔話の登場人物です。8月10日から12日にEテレで放送されました。実はこの番組、中学・高校の「総合」教科の教材なんです。
教科での動画教材として制作されているのですが、設定もシナリオも斬新。第1話は「3匹のこぶた」。ここ、昔話法廷では、こぶたは被害者ではありません。オオカミを殺害した末っ子のこぶたは、計画的犯行か正当防衛かについて争われます。被告人のこぶたがオーバーオールを着て法廷に立つ姿はシュール過ぎます。
長男が弁護側の証人に立ちます。トン三郎は不安そうな表情。
1話15分の短めの番組は、証人尋問、反対尋問、被告人質問、最終弁論と、本物さながらの裁判のように粛々と進んでゆきます。この昔話法廷、判決が出る直前で番組は終了してしまうのが特徴。原告側、被告側、双方の意見を聞き、判決を下すのは、見ている私たち。
息子を失ったオオカミのお母さん。検察官は木南晴夏が演じます。
第2話は「カチカチ山」で大好きなおばあさんの敵討ちでタヌキを殺そうとしたウサギに“実刑判決”を下すか、それとも“執行猶予”にするかが争点です。