アドルフ・ヒトラーという男が率いたナチスは、人類史に永遠の傷を残してしまった。だがナチスが残した“遺産”は、今も人々の想像を掻きたてている。
ヒトラーは莫大な財産を所有していたと言われている。貴金属や美術品、スイスの銀行に預けた預金など。だがその多くが所在不明だ。そのため世界のトレジャーハンターは、『ナチス埋蔵金』の在り処を探し当てるのに今も夢中だ。
そんな中、ポーランドの都市ワウブジフで、ヒトラーの金塊を積んだ列車が“発見”されたという。換算総額100万ドル以上の金が、その列車内に眠っているそうだ。
まさに大スキャンダルである。
■ ナチスの財宝、ここにあり
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「この列車には大量の金がある!」
そう主張するのは、二人の男。一人はドイツ人、もう一人はポーランド人である。彼らによると、ポーランド国内のとある場所に例の列車が埋まっていて、すぐにでも発掘可能だが報奨金の約束をしない限り場所は教えられないという。
二人は財宝の換算総額の10%を要求している。
この財宝列車は第2次世界大戦末期、迫るソ連軍から金を退避させる目的で移送されたものだ。ところが目的地に着く前、突然消息を絶った。そういった経緯もあり、財宝列車の発見はトレジャーハンターたちの長年の夢だったのだ。
日本でも一時期、徳川埋蔵金の発掘がブームになったことがある。重機を何台も繰り出し巨大な穴を掘る様子が、そのままテレビの特番として放映されていた。だがヒトラーの金塊は徳川埋蔵金よりも遥かにデリケートな問題でもある。ナチスの財産は、その大半がどこかから略奪したであろうはずのものだからだ。
もし、二人のトレジャーハンターの言葉が本当で、実際に大量の金があったとする。金の延べ棒には必ず刻印がある。純度と製造業者の商標、登録ナンバー。