新しい予防接種でエイズを防げる?

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世界で約35万人がエイズを発症させるHIVウイルスに感染しています。そして、30年前に広がり始めたこの病で、世界中で4000万人が死亡しています。
エイズと闘うべく、研究されているHIVワクチンには、予防ワクチンと治療ワクチンの2種類があるそうです。今、話題とされているのは、予防ワクチンのほうなのですが、実験段階にある新しいHIV予防ワクチンと、ヒトにおけるHIVと同等の高用量ウイルスをサルに注射し、検査してみたところ、半数のサルがHIV感染を防止できたそうです。

アメリカのジョンソン・エンド・ジョンソン社は、この結果から、現在、ヒトでの臨床試験を健康な400人のボランティアを対象に、アメリカ、東アフリカ、南アメリカ、タイで進めています。
これは、大手製薬会社がHIVワクチンの臨床開発のスポンサーとなって行われたけれども、失敗に終わったメルク社(ドイツ・ダルムシュタットを本拠とする化学品・医薬品メーカー)の2007年の試み以来のことである、とべス・イスラエル・ディーコネス医療センター、マサチューセッツ総合病院ラゴン研究所、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学のワクチン研究者である、ダン・バローチ (Dan Barouch)博士は述べています。

エイズ治療が進歩しているのにもかかわらず、専門家は、ワクチンが疾患を根絶するための最良の希望であると考えてるようです。臨床試験の結果を決定付けるには、有効性と安全性を確認するため、数年を要しますが、研究は着実に進歩しています。

効果的なHIV予防ワクチンが世に出回る日はそう遠くないかもしれませんね。

参考:Could a new jab PREVENT HIV? Vaccine 'completely protects against the virus and could have an enormous impact,' say experts

http://www.dailymail.co.uk/health/article-3148249/Hope-HIV-sufferers-New-vaccine-completely-protects-against-virus-enormous-impact-say-experts.html

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