風邪症状と間違われがちな、初感染症状 HIV に感染すると、ウイルスが体内で一気に増殖し、感染から1~4週間ほど経ったころに初感染症状を起こします。
HIVの初感染による症状は、37℃台~38℃台くらいの発熱に、リンパ節の腫れ、関節痛、咽頭痛、倦怠感、場合によっては下痢など、風邪やインフルエンザと診断されるような症状が出現します。そのため、明らかに感染しているという確信がない限り、風邪として見過ごされてしまう場合がほとんどでしょう。これらの初感染症状は、数日から長くても数週間以内には完全に治まってしまいます。
そこからは無症候性キャリア期といい、自覚症状が何もない時期が何年間か続くのですが、この間にも、じつはウイルスがリンパ球に感染を起こし、免疫機能がじわじわと低下しているのです。しかし、患者自身が自覚的に気づくことはありません。
特有の症状を発症すると「エイズ」と診断される HIVとは、「後天性免疫不全ウイルス」というウイルス名の略です。初感染期や、無症候性キャリアといわれる時期は、HIV感染陽性ですが、エイズではありません。エイズというのはウイルスにより免疫が低下し、特有の症状を発症した状態を指します。この状態は専門的な治療を必要としますので、「エイズ」といっても、「HIVに感染はしているけれど元気な時期」とは区別して呼ぶようになります。
無症候性キャリア期には、ウイルス量は体内で一定のレベルに抑えられていますが、体内の免疫がある程度低下すると、抑えられていたウイルスが一気に増殖します。そして免疫が低下したことによりさまざまな症状を引き起こすのです。
それらの症状にはカビや細菌、ウイルスなどの感染症や、腫瘍、脳症などがあり、厚労省の基準によって定められています。細菌やウイルス感染といっても一般的なものではなく、カリニ肺炎やサイトメガロウイルス肺炎、トキソプラズマ脳症など、正常な免疫状態の人ではめったに起こさないような感染症を引き起こします。
まとめ ほとんどのエイズ患者は、カリニ肺炎やサイトメガロウイルス肺炎、トキソプラズマ脳症といった、ごく稀な感染症を発症してから病院を受診します。そして、その時点で初めてエイズが疑われ、実際にHIVが発見されるのです。
Part.1「エイズ」に関する正しい知識を身につけよう!
2015.09.02 21:00
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