五輪エンブレム騒動で佐野氏の「ミスターデザイン」と同名会社が風評被害「物理的精神的つらい状況」

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五輪エンブレム騒動で佐野氏の「ミスターデザイン」と同名会社が風評被害「物理的精神的つらい状況」

東京五輪のエンブレムが「模倣」や「盗作」ではないかといわれている騒動で、組織委員会は「エンブレムの使用中止」を決定。エンブレムをデザインした佐野研二郎先生は模倣を認めてはいないものの、使用中止を申し出るなど、この騒動に終止符をうつ流れとなっている。

・風評被害で困惑
そんななか、佐野氏のデザイン会社「ミスターデザイン」と同名のデザイン会社(大阪府)が、風評被害で困惑している。佐野氏の事務所と間違えられ、いたずら電話や迷惑な行為が多発しているというのだ。このニュースは各マスコミが報じ、大きな問題として伝えられていたが、新たな展開があった。

・現状をコメント
2015年9月5日、大阪府のほうのミスターデザインが公式にコメントを発表。代表の勝田真規氏が、会社の生い立ちやスタンス、そして風評被害を受けている現状をコメントしているのだ。以下は、その一部引用文である。

・大阪府のほうのミスターデザイン公式コメント
「今回、図らずも当該社と同じ音(オン)の社名であったことから、「情報社会」の恐ろしさを味わうこととなりました。これまで身近ではなかった「風評被害」というものの怖さも身を持って体験しました。一方、多数のお客様や友人たち、新たにSNSでつながった方々からもたくさんの励ましのお言葉を頂戴いたしました。困惑の毎日が続き、物理的にも精神的にも辛い状況下にありますが、情報社会の下では、誰にも同じことが起こり得る、いえむしろ、今またあらたな「情報武装」によってその力は更に強くなり、一介の市民の生活をも混乱の渦中に放り込んでしまう。この事実をこのまま放置しておいて良いのか? とも感じました。「同じことは、誰にも、どこでも、起こりうる」。

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