残暑が残るこの9月は夏の疲れから様々な不調が起こりやすくなる時期で、目の病気(白内障・ものもらい・眼精疲労)や胃腸のトラブル、下痢がなど多くなってきます。
そしてこれらの秋の不調が起こる原因の一つに、毎日使う“ある食材の調理法”が考えられるのです。
そこで今回は、ヨガインストラクターでアーユルヴェーダアドバイザーの筆者が、アーユルヴェーダの観点から秋の不調が起こる原因と対処法をご紹介します。
■秋に増える「不調とその原因」とは?
秋に不調が起こる原因としては、一般的に夏の紫外線や冷たいものの飲みすぎも考えられていますが、アーユルヴェーダからみた原因についてご紹介します。
アーユルヴェーダでは、この世界は地・水・火・風・空という5大元素で成り立っていると考えられています。
これと同じように、人間の身体も“ヴァータ(風・空)”“ピッタ(火・水)”“カパ(水・地)”の3つの性質により骨・筋肉・内臓が構成され、生きるための大切な生理的機能がつくりだされていると考えます。
体内にこれら3つの性質は必ず必要であり、どれか1つだけが過剰になった時に不調が起こります。
ピッタの火のエネルギーは体温や代謝に関係しています。そして、夏の暑い時期には代謝が促進されて体力を使ってしまうので、ピッタのエネルギーが特に体内に増え始め、それが秋にはピークを迎えます。
秋に増えやすい目や胃腸のトラブルはこのピッタが過剰になることが大きな原因として考えられます。
そのため、これらの不調を改善するためには、この燃え盛った火を落ち着かせる必要があるのです。
■秋の体調不良には冷蔵庫にある「あの食材」がイイ!?
その役目を果たしてくれる食材が“玉ねぎ”です! 料理には頻繁に使う方が多いのではないでしょうか?
玉ねぎには、食欲増進・疲労回復・糖尿病・高血圧などに効果があるとされ、万能薬のような素晴らしい食物です。
生の玉ねぎはご存じの通り大変辛いですね。この玉ねぎの辛味はピッタを急激に増加させて体内の火はさらに大きく燃え盛ります。
生の玉ねぎを食べると何故かいつも胸やけや下痢といった症状を起こす方は、このピッタが体内に増えすぎたことが原因だと考えられます。
ですが、玉ねぎは炒めるととても甘くなりますよね?
甘味は1番ピッタを鎮めてくれる味ですので、ピッタが1番増えている秋には生の玉ねぎを食べるのは控え、必ず火を通して召し上がるようにしてみてください。
同じ玉ねぎなのに“生”の状態と“炒めた”状態では身体には全く違う効果をもたらすので面白いですよね。
いかがでしたか?
これから秋に向けて、今日ご紹介した玉ねぎで家族の体調を万全に整えてあげて、秋の味覚を存分に楽しんでみてくださいね!