会席料理の「ご飯・止め椀・香の物」意外と知らない食べ方のマナー・ルールまとめ

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和食のコースと言えば会席料理です。ちょっと落ち着いた雰囲気で、接待や会食に使用されることも多いですよね。ところで会席の終わり際に出てくるご飯・止め椀・香の物の食べ方に、ほんのちょっとしたマナーがあることをご存じでしょうか。

■コースの最後はご飯・止め椀・香の物

会席料理のコースとして、椀物やお造り、焼き物などを全て終わった後に、ご飯・止め椀・香の物が3点セットで出てきます。おかずでご飯を食べるという普段の食事とは異なる考え方で、お酒を楽しんだ後に料理の締めくくりとして「お酒はそろそろ控えましょう」という印として出されます。

ご飯が炊きこみご飯だったり、色々なバリエーションがあるかもしれません。ただ、この3点セットが出てくれば、あとはデザートだけになります。フタがしてある器からフタを取り、両脇に置いて(もしくは大きなフタに小さなフタをのせて)、あたたかい内に食べ始めましょう。

■まず椀、ご飯、あとは自由に

まずは汁物である止め椀に手を付け、次にご飯を一口。あとは香の物に手を付けながら、一口ずつ自由に食べます。

汁物を上品にマナー良くいただくには慣れが必要です。汁椀を手に持ち、箸を取り上げます。箸で具を押さえながら汁を一口飲みます。汁の具は一つずつ口に運びましょう。
ご飯のおかわりをお願いするときは、両手で持って渡します。盛られたものを受け取ったら、そのまま食べずに一度テーブルや折敷に置きましょう。
好きな順番で食べれば良いのですが、香の物は続けて箸をつけず、必ず間にご飯か止め椀を挟みましょう。

■香の物をご飯にのせないで!

家庭によってご飯の扱い方には差があります。人によっては、ご飯を持ったまま香の物を食べたり、香の物(おかずもそうかもしれませんね)を一度ご飯の上で休ませて食べます。しかし会席料理の場では、「ご飯はご飯のまま、汚さない」という意識で、そのような食べ方はしません。定食屋との違いはここにあります。左手にご飯を持ったまま全てをすませず、逐一テーブルに置いて、ゆっくりいただきます。

いかがでしょうか。会席料理に慣れていても、最後のご飯・止め椀・香の物の食べ方まで気を配っていないかもしれませんね。一度確認しておくと、難しいことではありませんので、簡単に身に付けることができるでしょう。

(ファナティック)

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