家で食べるなら気にしないけど、レストランで出ると途端に困るものがあります。カキやエスカルゴです。上品に食べようとすると、殻の中にたくさんのエキスの入った汁が残ってしまいますよね。その汁、どうすれば良いのでしょうか? 目の前にシェフがいるようなカジュアルな場ではともかく、目上の人と同席しているときなんかは気になりますよね。あらかじめ確認しておきましょう。
■殻付きのものは緊張する?
レストランで出ると困るのが、殻付きのもの、骨付きのものなど、普段なら手を使ってかぶりつきたいものです。ロブスターや伊勢エビの半身ロースト、ラムチョップ、スペアリブ、骨付きの魚などは、慣れれば手を使わずに食べられます。しかし貝類はどうでしょうか? 小さなもので、料理に入っているだけならあまり困らないかもしれませんが、特にカキやエスカルゴといった、貝そのものが料理の主役になっているとどうでしょう。ちょっと緊張しませんか? 周囲を見回して、マネしながら何とかやり過ごす人がほとんどでしょう。
■汁まで飲んでもオッケーです
カキにしてもエスカルゴにしても、殻の中に残ったスープは飲んで構いません。カキはレモンや手の込んだソースがかかっているので、それも楽しみたいですよね。一度オイスターバーに行ってみると、どんな風にカキが楽しまれているのか知ることができるでしょう。
エスカルゴは、普通は専用トングが用意されます。油に浸かった状態で供されるため、熱くて持てないからです。もし手で持てるまで温度が下がったなら、手で殻を持って飲んでしまっても良いでしょう。もしすでにパンが出されていれば、つけて食べても良いかもしれませんね。
■音を立てないように
ただし、音を立てないようにすることが大切です。汁を飲む際にズズッと音を立ててしまいそうであれば、それは飲むのに適したものではないということです。熱すぎたり、殻が大きすぎたりすると、上品に飲めませんよね。そんな危険を感じたら、いさぎよく諦めましょう。
食事のマナーは、考え出せばきりがないほどたくさんあります。殻付きのものは、場数を踏むことで慣れていくので、はじめは無理して食べないようにして、慣れてきたら汁も飲んでみましょう。
(ファナティック)