30年間天文学者を悩ませ続けた「土星の六角形の渦」の謎が解明(米研究)
2021.09.11 21:51
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ほぼ30年間も謎だった土星の北極を取り囲む六角形の渦巻きの謎がついに解き明かされた。
土星の北極では、全幅32,187kmに広がる奇妙な六角形構造が土星の自転周期とほぼ同じ速度で回転している。これまでその原因は不明であったが、米ニューメキシコ州ソコロにあるニューメキシコ工科大学の惑星学者ラウル・モラレス=フベリアス教授の最新の研究によって、雲のある大気層で極周囲を東へと吹くジェット気流が、その下に流れる風に押されて六角形になることが判明した。
原因はジェットストリーム
研究チームは、土星北半球の高密度の大気をコンピューターでモデル化し、高度毎の風の挙動をシミュレートした。その結果、大気上層で不安定になっているジェットが曲がりくねって釣り合うことが確認された。その姿は、土星北極を覆う六角形構造の形態と位相速度をよく再現していたという。
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また、モデルの底部に吹く風も上層の風と同様に重要であることが判明した。これは特に六角形のドリフト率と形の明瞭さに影響する。
土星の六角形の雲は、1988年にNASAのボイジャーが撮影した画像から発見された。また、カッシーニも地球の直径の2倍もある奇妙な渦巻き構造のカラー画像を撮影している。
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