いつの時代にも稼げる職業は存在し、競争率も激しいもの。現在の稼げる職業としては、航空機操縦士、医師、大学教授、弁護士がベスト4といわれています。
では、いまNHKの朝ドラ『あさが来た』でも取り上げられている江戸時代だったら、一体どうなのでしょうか。
そこを明らかにすべく、作家で歴史エッセイストの堀江宏樹さんに「江戸時代の職業の収入ランキング」をお聞きしてみました。
すると、収入でいえば、「江戸時代でも前期と後期では一両あたりの価値に変動があり、同じ職業でも給料の上下はあった」とのこと。また貨幣価値も、江戸時代と現代ではかなり異なるそうです。しかし今回は、あえて一般的な「高給取り」といわれる江戸時代の職業を、(天皇を除いて)教えていただきました。
※米1石=金1両、1両=10万円と計算しています。
■10位:有名医師
杉田玄白などの医師は、400~600両以上稼いでいたそうです。当時は医師がみずから薬をつくって処方したので、診療代よりも薬礼(薬の代価)で儲けられたのです。そして有名医師の処方した薬は、ものすごく高額だったといいます。江戸時代は薬代が一般的に高く、保険も効かなかったのです。
■9位:売れっ子遊女
500両(か、それ以上も可能)。小規模な藩での家老クラスの年収に相当します。ただし、ほとんどを衣装代などに費やしてしまうので、ほぼ赤字だったようです。
■8位:人気歌舞伎役者
年収500両~1,000両を超える人も。
■7位:奥女中
大奥の最高クラスの女中が「上臈御年寄」で、各方面に顔が効く彼女たちには賄賂が渡されることも。これを含めて1,200両以上稼ぐことも可能だったそうです。
■6位:芸者屋など風俗産業経営者
幕末ごろの江戸吉原にあった「大黒屋」の帳簿が奇跡的に保存されており、それによると3,500両。