【維新内紛】執行部vs大阪系…罵り合いのウラに蠢く5億円借金と13億円の交付金

大阪維新の会HPをより

【朝倉秀雄の永田町炎上】

罵り合いの背後にある13億円の政党交付金

 カネが絡むと親子兄弟の間でも醜悪な泥試合に発展するのが世の常だが、これは「公党」でも例外ではない。口では「改革」だの「大阪都構想」だの「道州制」だのとご大層な事を宣うが、いざカネのことになると、そんなものはかなぐり捨て、欲望剥き出しになる。その典型が今の維新の党の内紛劇だろう。

 かつての社会党のように政府・与党のやることには「何でも反対」の“抵抗野党”に転落した民主党との合流を視野に入れる松野頼久代表ら執行部は野党再編を目指している。一方、橋下徹大阪市長や松井一郎大阪府知事らの「大阪系」は官邸とよしみを通じ、あくまで純化路線を貫いて「維新の党は偽物になった。改革政党をもう一度作る」と宣言。10月中に新たに国政政党「大阪維新の会」の結党を宣言したのだから、分裂と対立は避けられない見通しだ。

 ここで最大の問題は政党交付金の残額をどう分配するかだろう。「維新」の名を今後、どちらが名乗るのか、党が金融機関に作った5億円の借金をどちらが引き継ぐのかが焦点となる。その点について10月2日、松野代表と新党に参加する意向を表明している馬場伸幸前国会対策委員長が3度目の協議を行い、馬場は政党交付金の分配と「維新」の名の返上を求めたが、松野はこれを拒否。6日の4度目の協議も物別れに終わり、ますます溝が深まるばかりだ。

 腹を立てた橋下はツイッターで「維新の党の国会議員は楽しい議員生活を楽しんでいるだけで究極の税金の無駄遣いだ」「おおさか維新の会が本家本元の維新だ。偽物の維新の党は民主党と組んで消滅する」などと執行部を誹謗すれば、残留組の柿沢未途前幹事長が「罵詈雑言のレッテル貼りで正当化する。ご都合主義の極みだ」「(新党は)政権への協力で野党を分断するため偽物野党と断じざるを得ない」とやり返すなど泥試合の様相を呈している。

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