自然治癒力を使って体の諸症状を治していく漢方の世界。漢方では体を健康な状態に導くために「気」「血」「水」の3つのバランスが整っていることが大事だと言われています。鼻炎はこの中の「水」が過剰な状態にあたるとか。アレルギー性鼻炎の漢方の考え方についてご紹介します。
■アレルギー性鼻炎の漢方の考え方
アレルギー性鼻炎と言われて思い出すのが、やっぱり「花粉症」。この花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎は、本来体が敵とみなして攻撃するはずの病原菌やウイルスではなく、体に害のないはずの物質に対して体が防御反応を示してしまうことで症状があらわれます。
なぜこの不必要な防御反応が起こるのかについて、漢方では「水」の流れが滞ることが原因と考えられているようです。水の流れが滞るということは、水分を上手に体内から排出できていないということ。つまり水分とともに排出されるはずの老廃物や有害物質が汗や排せつ物からうまく排出できていないため、通常とは異なる異物の排せつ方法(くしゃみ、せき、鼻水など)から異物を排せつしようとしていると考えられるのです。
■全身のバランスも大事?
漢方では、このようなアレルギー反応は体の健康を維持する気・血・水の内、「水」のバランスが崩れることによって起こると考えられています。気はエネルギーや自律神経系、血は血行、水は水分代謝をあらわしています。
ちなみになぜ水のバランスが崩れるのかという理由については、気の乱れ、血の乱れも関わっていると考えられています。例えば胃腸の働きが悪化していたり、ストレスやクーラーの当たりすぎ等、自律神経系の乱れ(気の乱れ・血の乱れ)で体が冷えやすくなり、水分をため込みやすい体質になっていたりすることがあるからです。
そのためアレルギー性鼻炎を漢方で治す場合には、全身の気・血・水のバランスを見て流れが滞っている部分を改善する必要があり、全身のバランスを見て薬が処方されます。
漢方を始めとした東洋医学では、さまざまな症状に対して、まずは体調を整えて体の自然治癒力を導き促していきます。いつもの治療に加えて、体を健康な状態へと導く漢方からのアプローチもぜひ試してみてはいかがでしょうか?
(ファナティック)