「刺激よりは安定」「夢よりも現実」……。ゆとり世代はときとして「さとり世代」などと呼ばれることもありますが、ほかの世代と比べて夢を持たないことが多いと言われています。
これ以上経済成長の望めない日本のなかで、「夢を持つことはムダ」。挑戦しないうちからそう悟っているゆとり男女にとって、夢や希望を持つ人は「現実味のないバカな奴」に見えるか「キラキラした憧れの対象」と両極端に見えることが多いのです。
そんな中、自己啓発系のセミナーに頻繁に通い、夢にうかされるようになる「セミナー女子」が急増しています。一体どんな人たちなのでしょうか?
■1:「尊敬する人」を信仰するセミナー女子台詞「私の人生が変わったって言ってもいいくらい、すごく尊敬する人がいるんだけど、今度会ってみない?」
セミナー女子は自分の生き方のロールモデルとなる「尊敬する人」を自己啓発系セミナーのなかで見つけます。ロールモデルとなる対象の相手は仕事も恋愛も成功している女性が多く、そんな女性たちと食事へ行ったり誘われたパーティーに参加したりすることにより「自分もあんな素敵な人になりたい」と思うのです。
セミナーで普段いる自分の環境とは別世界の人に触れることで、自分も変わったような気持ちになります。問題なのは、何の努力もせず参加しただけで自分も素敵な人間に変化したのではないかと勘違いしてしまうこと。
参加するだけで気持ちがハイになり非現実感を味わえるので、セミナーにどんどんお金をつぎ込んでしまうのです。
■2:「稼ぎたい」「儲けたい」が夢セミナー女子台詞「夢とかある?やっぱり女も稼ぎたいよね。年に数回は海外旅行にいって、ほしいものを好きなだけ買うの」
セミナー女子は「稼ぐこと」「儲けること」を正義とし、海外でセレブ生活を送る先輩や年に何度も旅行へいく先輩をロールモデルとする傾向があります。ブランド志向も強く、眼に見えてわかりやすい価値にとらわれることもしばしば。
お金やセレブな暮らしがモチベーションになるのはいいですが、そもそもの夢や目標がお金やセレブな暮らしになっているために、どうやって稼ぐかということを具体的にできないという問題点もあります。