妊娠はとても嬉しいものの、妊婦さんの最初の試練“悪阻”には多くの女性が苦しんでいるかと思います。
実はご自身で作るお料理の中に常に使っている調味料が悪阻を悪化している可能性も……
今日はヨガインストラクター兼アーユルヴェーダアドバイザーの筆者が、悪阻時に気を付けたい調味料についてアーユルヴェーダの見解から詳しくお伝えします。
■悪阻が起こる原因
アーユルヴェーダでは、この世界は地・水・火・風・空という5大元素で成り立っていると考えられています。
これと同じように、人間の身体も“ヴァータ(風・空)”“ピッタ(火・水)”“カパ(水・地)”の3つの性質により骨・筋肉・内臓が構成され、生きるための大切な生理的機能がつくりだされていると考えます。
基本的に私たちの身体にはこの3つの要素が全て揃っているのですが、人によってそのバランスが異なります。そのため、3つのうちのどの要素が多いかによって体質が異なってくるのです。
吐き気・胸やけ等の悪阻症状がひどい時にはこの内のピッタ(火・水)が高まった状態で、体内に熱がこもった状態になっています。
ピッタが体内に増えすぎることで、吐き気や胸やけ、また胃酸が上がってくる症状が出てしまうのです。そのため、悪阻を悪化させないためにはピッタを鎮静させる必要があります。
■一番効果的な調味料って?
ピッタを高めてしまう味は“酸味・塩味・辛味”です。ではこれらの味をもつ調味料を挙げてみましょう。
酢(酸味)、マヨネーズ(酸味)、塩(塩味)、醤油(塩味・辛味)、味噌(塩味)、こしょう(辛味)、一味(辛味)、豆板醤(辛味)
などが3つの味を含むものですので、これらの摂りすぎには注意が必要です。
特に妊娠をすると酸っぱいものが食べたくなりますが、酸味のもを食べた直後は何となくスッキリするものの、時間がたつと症状が悪化しやすくなりますので、できるだけ酢の物等は控えられることをおすすめします。
逆にピッタを鎮静させてくれる一番効果的な味は“甘味”です。
悪阻時には煮物はいつもより“みりん”を多めで甘味を感じる味付けに、味噌も白みそを使用するなどして甘味を感じる味噌汁にするなどの工夫をしてみてください。
いかがでしたか?
普段使っている調味料が知らないうちに悪阻を悪化させていたのかもしれません。全く使ってはいけないわけではありませんので、量を減らしたり、また甘味が強い味の調味料を使う等して工夫してみてくださいね。