会席料理で食べ終わってないのに次の料理?! 待つべきか食べるべきかどっち??

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大人社会人としては、きちんとしたマナーで、堂々と楽しみたいのが「会席料理」です。一品一品じっくりと味を堪能しつつ、お酒や会話も楽しみたい! こんな流れをスマートに実践できれば良いのですが、現実には慌ててしまう場面もありますよね。意外と知らない、会席料理を頂く際のマナーについて教えます!

■次の料理が……!

会席料理と言えば、一品ずつ順番に出されるスタイルが一般的です。前菜から始まり、吸い物、刺し身、焼き物、煮物、揚げ物、蒸し物、酢の物、そしてご飯とみそ汁・お新香、後に和菓子・果物・お茶という順番が一般的です。この順番は、意味なく決められているものではありません。「お酒と共に楽しむための前菜」や、「お酒の味を一度リセットするための吸い物」、「口直しの意味が込められた酢の物」など、食事をより一層楽しむための、配慮により決定されているのです。
ここで気になるのが、「まだ前の料理を食べ終えていないのに、次の料理が出てきてしまった!」というケースです。急いで食べた方がいいのか、それとも諦めて下げていただいた方がいいのか……迷った経験がある方も少なくないのでは? こんなときの正しいマナーは、「慌てず、自分のペースで食べ進めていい」というものです。意外に思われるかもしれませんが、堅苦しい決まり事は存在しませんので、前の料理と共に次の料理を楽しんでもOKなのです。

■温かいもの、冷たいもの

食べる順番は、個人の自由! とはいえ、料理をおいしく食べるために、忘れてはいけない点もあります。それは「温かい料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいうちに」ということです。作っていただいた方への礼儀でもありますから、ぜひ意識してみてください。

■ご飯は一緒に食べてもOK?

会席料理はお酒と共に楽しむ料理ですから、基本的には「ご飯は最後に」というスタイルになっています。とはいえ、お酒と共にご飯を食べたい方もいるでしょうし、そもそもお酒が苦手だという方もいるでしょう。こんなときに気になるのが、「ご飯を先に出してもらうのは、可能なのか」という点です。
残念ながら、こちらは基本的にマナー違反とされています。お店側は、料理のバランスを考慮して、提供する順番を決定しています。それに従うのが、「料理を頂く側の作法」だと言えるでしょう。

意外と知らない会席料理のマナーは、いかがでしたか? 思わぬ恥をかかないよう、しっかりと頭に入れておきましょうね。

(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません

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