海外の名門大学を卒業するためには、高度な学力はもちろんのことですがなんと「泳力」も必須であることが話題を呼んでいます。数ある学科のなかでもなぜ「泳力」が必要とされているのでしょうか。ここではその内情に迫ります。
■「泳力」が必要とされる海外の大学とは
「泳力」が求められる代表的な大学は世界一名門の理系大学として知られているアメリカ・マサチューセッツ工科大学です。卒業条件のひとつとして「泳力」が求められていて、90ヤード(約100m)を泳ぐテストが実施されています。合格者には黄色いパスチケットが渡されていて、これがないといくら成績がよくても卒業することができません。マサチューセッツ工科大学以外にもオバマ大統領の母校として知られているコロンビア大学やノーベル賞受賞者を多数輩出しているコーネル大学などの名だたる名門校で水泳が必須科目とされています。全米で見ると全大学のなかで14%もの大学が水泳のテストが実施されています。
■なぜ「泳力」が必要なのか?
「泳力」が卒業の必須条件となる理由は大学や教授によってさまざまです。まずは学生の海難事故を防ぐため。水泳を生きていくためには必要な技術と考えているため、テストを課す学校も存在するようです。また、泳力をつけることが人間性の向上につながると公言する教授もいました。人間性の向上と水泳にどのような関係があるのかはわかりませんが、勉強だけをしていればいいというわけではない、ということなのでしょうか。なお、水泳の授業が導入されるようになったのは1910年代とかなり昔のことのようです。泳力を求められることが珍しくないと知っているアメリカの大学生は順応性がまだありますが、アジアからの留学生などは、突然求められる泳力に戸惑うことが多い様子です。