【冴え女シリーズ(8)】[女性小説家と男性編集者の場合]第2話(前半)「殴りますよ?」

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【冴え女シリーズ(8)】[- 女性小説家と男性編集者の場合 -]

■作品概要
若い世代に絶大な人気を誇る純愛小説家「唯ヶ浜栞」。その実態は山田典子というありきたりな名前な上にだらしない。恋愛小説を書いているも恋愛経験は無し。ある日、編集者の「樹」が「典子」の部屋にやってくる。しかし、あまりの部屋の汚さに打ち合わせは中止。急遽、2人で部屋の片付けをする事に・・・。


●第2話(前半)「殴りますよ?」


藤沢「それから・・・」

山田「えーまだあるんですか?」

藤沢「じゃあ先生は自分が大人としてしっかりしていると?」

山田「そうは思いませんけど」

藤沢「僕から言わせてもらえるならば、先生は作家としては偉大かもしれませんが、人としては最低のレベルだと思っています」

山田「はっきり言うなぁ」

藤沢「仮にも自分の取引先の担当者と会う時に上下スウェットの人間がまともだとは思えません」

山田「いいじゃないですか、自分の部屋なんですから」

藤沢「先生はもう少し周りの目というのを気にしてください」

山田「そういわれましても」

藤沢「あなたは今、若者に絶大な人気の純愛小説家『唯ヶ浜栞』なんです」

山田「はい」

藤沢「世間では女心の代弁者とまで言われているんですよ?」

山田「そんな自覚はないんですが」

藤沢「先生が自覚が無くても世間はそう思っているんです。

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