放射線を放つウランを観察できる霧箱

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放射線を放つウランを観察できる霧箱


 放射線がどのような姿をしているのか想像したことはあるだろうか? それは文字通り放射線状に禍々しいほどの光を発している。これは霧箱の中に置いたウランの欠片で、崩壊と放射線放出のプロセスを観察することができる。


Thermoelectric Cloud Chamber [1080p]

 この霧箱は、密封し、-40℃まで冷却したガラス容器の上部に液体アルコールの層を乗せて作ったものだ。動画を作成したクラウディラボ(Cloudylabs)によれば、容器の下にはアルコールの蒸気が充満しており、その大半はガラス表面で液化するが、一部は凝縮装置の上に気体のまま残っているという。



 すぐに液化する不安定な飽和蒸気の層を作り、荷電粒子がその中を通過すると、気体分子のイオン化が起こる。これによって不安定なアルコール蒸気は、粒子が通過した後に残されたイオンの周囲で液化する。こうして数千ものアルコールの水滴という形で、その飛跡が描かれる。



 この装置を使用すれば、アルファ粒子、電子、陽電子、陽子、核荷電フラグメント、ミューオンなどあらゆる荷電粒子を視覚化することができる。それぞれの飛跡は、通過の速度、質量、電荷によって異なって見えるという。

 以下の動画は約50分間観測を続けたもの。40分が経過するとアルコールが不足するために、飛跡を観察できなくなる。
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