オウム真理教の元信者・菊地直子被告(43)に、東京高裁は無罪を言い渡した。1審での懲役5年を覆した形になる。
画像出典:YouTube(ANNnewsCH)
菊地被告は1995年に東京都庁で起こった郵便物爆弾事件で、爆弾の原料を運んだとして、殺人未遂幇助罪(ほうじょざい)などに問われている。爆発事件では、東京都庁の職員が指を吹き飛ばされる重傷を負った。
NHKの報道によると、無罪を言い渡した大島裁判長は、「審理した結果、法律的には無罪となりました。ただし、客観的には、あなたが運んだ薬品で重大な犯罪が行われ、指を失った被害者が出ています。あなた自身が分からなかったとしても、あなたの行為が犯罪を生んだことを、心の中で整理してほしい」と伝えたという。
菊地被告は涙を流しながら、法廷を後にしたようだ。
菊地被告は、1995年3月の地下鉄サリン事件に共謀したと殺人容疑で特別手配されていたが、17年間逃亡した末に逮捕された。