重圧でガチガチの宇野昌磨をGPファイナル3位に導いた女性コーチのビンタ

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重圧でガチガチの宇野昌磨をGPファイナル3位に導いた女性コーチのビンタ

 2015フィギュアスケートGPファイナルで、羽生結弦が世界歴代最高得点を叩き出した。キス&クライで号泣した姿には、胸を熱くした視聴者も多かったことだろう。

「羽生の場合、今度も世界最高得点を超えられるか、またどんな演技をするか世界中から見つめられる重圧がとてつもないものですからね。観客が思っている以上にすごい恐怖と闘いながら試合をしているのだと思います」(スポーツ紙記者)

 もっとも羽生だけでなく、GPファイナルという大舞台に出場する選手たちは誰もが大きな恐怖と闘いながら試合をしていたという。

「12月16日放送の『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)は3位に入った宇野昌磨を取り上げていました。驚いたのは、宇野が登場する間際の映像です。樋口美穂子コーチがパチンと宇野の頬を叩いたのです」(フィギュアウォッチャー)

 競技前のリンク際といえば、確かにどの選手もコールされるまで、コーチと最後の打合せや確認、ルーティンを行う場となっているが‥‥。

「あのビンタのおかげで、宇野はGPファイナルで3位の座をつかみ取ったのだと思います。宇野も後のインタビューで『(ビンタは)初めてだったのでびっくりしましたが、よほど僕が緊張していたんだと思う』『それで気持ちが切り替わった』と答えていました。通常とあまりに違う宇野に喝を入れるために。とっさにそんな行動を取ったコーチの機転がすごい。そんなことができるのも選手と信頼関係が築かれているからこそですが」(前出・スポーツ紙記者)

 愛のムチが、この正念場では大いに役立ったのだ。

(芝公子)

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