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ロバート・A・ハイラインの名作SF小説『宇宙の戦士』。ここで描かれたパワードスーツは世界中に衝撃を与えた。
特に、日本において『スタジオぬえ』の宮武一貴氏の描いた精緻なイラストは翻訳者を通じ、原作者に何度も問い合わせて細部まで事細かに設定されたという。
操縦者が操縦桿を操作することなく、身体を動かすだけで、何倍、何十倍もの力を発揮できるパワードスーツは未来のものと思われた。
しかし、今や多くのメーカーが様々なアプローチで現実化しようとしている。
■ 原子力災害対応のパワードスーツ開発
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原子力災害で問題となるのは放射線対策である。
災害用ロボットの活躍が期待されているが、現場の被害状況の把握など、作業員が直接入って迅速に対応しなければならない場面も多い。
そんな時、防護服を装着して重いガレキなどを撤去するといった作業に適している、パワードスーツが求められている。
三菱重工が日本原子力発電株式会社と共同開発した『パワーアシストスーツ(PAS)』は、防護服を着たまま装着可能、40kgまでのパワーアシストを可能とする外骨格型のパワードスーツだ。
『PAS』は、下半身パーツと上半身パーツから構成され、作業に応じて交換が可能だ。
人の動きを読み取るセンサーには、作業中汗をかくと誤動作しやすい生体センサーではなく、足裏の力センサを用いたのが特徴。これにより長時間の作業や高温での作業でも安定して行うことができる。
この『PAS』は先ごろ東京ビッグサイトで開催された『2015国際ロボット展』出品・展示された。