ITの飛躍的な進展によって、テレビという娯楽の価値が下がり始めて早数年。各局、低視聴率に喘いでいるなか、努力も虚しく今年もいくつかの番組が打ち切りとなった。なかでも根こそぎ玉砕したのがフジテレビだ。まずは、今年4月からスタートした『水曜歌謡祭』。司会はアンジャッシュ渡部建(43)と音楽番組では初のMC就任で話題になった森高千里(46)。さらにフジテレビ21年ぶりの生放送レギュラー音楽番組というのもあって、放送前から期待が寄せられていた。しかし、いざ始まってみると初回視聴率7.3%を皮切りに数字は右肩下がり。以後、低迷が続き、この10月から『Love music』と名前を変えて30分番組に短縮され、深夜枠へ左遷となってしまった。
同じくフジテレビの日曜午後7時からゴールデンタイム帯で放送していた『クイズ!それマジ!? ニッポン』『ザワつく!?ウィークエンドTVニュースな晩餐会』『オクモリ監督~OーCreator´s TVshow~』もまとめて終了した。10月の番組改編に合わせての勇断となったが、次にブチ込まれたのは『日曜ファミリア』なる大型バラエティー枠。直前の触れ込みでは、この枠は特定の番組ではなく、毎回異なった企画で3時間放送すると聞いていた。だが、ふたを開けてみれば、国内外からお手軽に集めた映像ものや、凄腕職人の紹介、芸能人が過去の失敗談を語るといった他局の二番煎じばかり。「視聴率のためなら手段を選ばないのか」「恥を知れ」などと世間の評価は低い。
そのほか、金曜7時台の『世界HOTジャーナル』、火曜8時の『世界行ってみたらホントはこんなトコだった』も視聴率不振に苦しんだあげく打ち切りに。確かにタモリとの契約が1年とのことでいったん幕切れとなってしまった日曜深夜枠の『ヨルタモリ』など、名残惜しい番組もあるにはあった。とはいえ、今年7本もの番組を無情にも切り捨ててしまったフジテレビに「番組作りに愛がない」との厳しい意見は多い。「楽しくなければテレビじゃない」も今は昔ということか。
「番組作りに愛がない」視聴率低迷で打ち切り乱発のフジテレビに、世間から嘆きの声
2015.12.26 11:00
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