年末年始で開催。追悼 着物コレクター池田重子コレクション「日本のおしゃれ展」

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年末年始で開催。追悼 着物コレクター池田重子コレクション「日本のおしゃれ展」

着物デザイナーで、着物コレクターの池田重子さん。「「時代布と時代衣裳 池田」の店主でもあり、ご自身が心を惹かれたきものをたくさん集めてきました。

松屋銀座8階イベントスクエアで開催される「池田重子コレクション 日本のおしゃれ展」は、日本文化に精通した池田さんの美意識が結晶した展覧会。池田さんがこれまでに発表されてきたコーディネートの中から、人気が高く、ご自身もお気に入りのコーディネート約60点を厳選して展示します。

左から「鶴子のための鶴物語」「双鶴飛翔の羽織姿」

池田さんがコレクションをスタートしたのは50歳を過ぎた頃に出逢った1個の帯留めがきっかけなんだそうです。この繊細な美しさの帯留めに似合う着物や帯を探して、気づけばコレクションの数は1万点を超え、雑誌や展覧会などで数多のコーディネートを発表してきました。

上から「芝山細工の帯留」「彫金の帯留(桂光春・作)」「女性用のたばこ入れについたウサギの親子の根付(象牙製)」

残念ながら池田重子さんは、2015年10月に惜しまれつつ89歳でご逝去されました。ご本人も本展の開催を楽しみに、熱心にコーディネートに取り組んでいらっしゃったそうです。

着物のほか、歌舞伎や能、和歌などにも見識の深かった池田さん。きものは豪華でなくても優雅であればいい。

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