井筒 五郎丸の下半身の話はええけど、最近は艶っぽいことが世の中から完全に死滅してる。
マツコ うん。その辺が引きにならなくなった!
井筒 アサ芸も毎週下の部分出しまくりやけど、これすら何の効果があるかよくわかってないと思うね。
マツコ 本来さ、そういうのって人間の中で大きな割合を占めてたはずなんだけど、それが完全に変わったよね。
井筒 代わりに変態は増殖しまくりよ。俺らがワイドショーでしゃべらされてるのは、変質者のクソ犯罪ばかりやから。健全なシモの話とは無縁の鬼畜事件だらけやねん。
マツコ 最近のいろんな事件とか見てると、自分が真人間に見えてくるっていうか、自分は外れてる人間だと思ってたのに、意外にも品行方正に生きてるんだわって、驚いてる(笑)。
井筒 そうよ。マツコは完全に認められてるもんな。
マツコ アハハハ、これが認められてるのもどうかと思うけどね。
井筒 確かにどうかと思うわ(笑)。だけどギスギスした寄る辺なきこの世の中にマツコのようなふくよかな存在が現れて、皆がもたれかかりたくなるわけよ。
マツコ まあ、もたれかかるぐらいはかまわないけどね。さっきエロがなくなったって話で思ったんだけど、以前はエロってものに一点集中してたじゃない?
井筒 そうよ。昔はエロ本買って「うわっ、この女、失敗してもうた」と思っても、それで何とか奮い立たせてコスりあげてたもんな。結局、そんな本でもなかなか捨てられずにしばらく持ってたし(笑)。
マツコ フフフ、そうそう。で、気に入らないと思ってた人を結果的に愛してたってこともあったじゃない。