球界を代表する超スター選手たちも、ドラフト下位指名から這い上がったケースが多い。まずは、41歳になってもメジャーで現役を続ける世界のイチロー。91年のドラフト4位でオリックスに指名されたが、当時、愛工大名電高では投手だった。
「投手より打者としての才能を買っていた球団が多かった。高校時代の通算打率は5割を超えていましたからね。巨人はショートに転向させるつもりで獲得を狙っていたといいます。イチローが内野を守っている姿も見てみたかったですね」(ベテラン記者)
イチローならショートでも一流になれたに違いない。イチローと同じく“天才”と称された元広島の前田智徳氏(44)も、89年のドラフト4位と決して上位ではなかった。「熊本工高だったのもあって、本当は地元のダイエーに入りたかった。だけど指名がなく、あの前田が泣き続けたんです。入団を拒否しようとした前田に広島の担当スカウトが、“カープのスカウトは嘘をつかなかった。俺は約束を守った。お前も男ならワシに顔見せんかい!”と説教して入団する経緯になったんです」(広島担当記者)
なんとも「男・前田」らしいエピソード。プロ入りしてからは、いかんなく天才ぶりを発揮したが、怪我に泣いた。もしダイエーが指名していたら「じゃけぇ」という広島弁は聞けなかった。
その前田が入団した2年後の91年ドラフト4位で広島に指名されたのが、金本知憲氏(47)。連続試合フルイニング出場1492試合という世界記録を持つ“鉄人”だが、入団当初は線が細かった。「非力で、年下の前田や江藤智に追い抜かれ引退を覚悟した。そこから激しい筋力トレーニングを課し、あの強靭な肉体を手に入れたんです」(スポーツ紙デスク)
03年に阪神に移籍し、通算21年で本塁打は476。まさに地獄の底から這い上がった選手だった。
イチロー、前田、金本…ドラフト下位指名だった超スター選手たちの(秘)入団エピソード
2016.01.10 16:00
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