駿台予備校の"セクハラ漢字問題集"の中身を検証してみた|プチ鹿島の余計な下世話!

駿台予備校の"セクハラ漢字問題集"の中身を検証してみた|プチ鹿島の余計な下世話!

 SMAP解散報道で一色のなか、先週各紙で大きく報道されたのが『駿台予備校の漢字問題集「セクハラ」漢字問題集』(日刊スポーツ・1月14日)というニュース。「問題」と指摘されている例題をあげてみる。カッコ内は正解の漢字。

・彼女のなだらかなキュウリョウをうっとりと眺めた。(丘陵)
・きみのエキスをチュウシュツして飲み干したい。(抽出)
・ゆっくり奥までソウニュウしてください。(挿入)
・胸のデカさに俺はキョソを失った。(挙措)
・教授と私のミッセツな関係を誰にも気づかれてはいけない。(密接)

 この問題集は「生きるセンター漢字・小説語句」(駿台文庫)。著者は駿台講師の霜栄氏。ネットで批判が相次ぎ、「文脈もなく、一文だけをとって"セクハラ"と断言できるようなものではないが、際どい例文が複数みられた。」と日刊スポーツは伝える。

■現物を手に入れてすぐ気づいた点とは?

 この問題集、私も実物を手に入れて読んでみた。すると、問題となっている例文とは別に「ふつうに変わっている」例文ばかりなことにすぐ気がつくのである。

・その絵画をフクセイだと見抜けず二流芸能人となった。(複製)
・オレ大丈夫、シュゴ神にシヴァ付いてっから。(守護)
・ネットだとコウニュウ履歴が残るだろ!(購入)
・ミスをいちいちシテキしてきて、ほんとケツの穴の小さい男。(指摘)

 このほかには、
・日本でのカイサイに感じた戸惑いも急速に薄れていった。(開催)
・また天下り先がソウセツされるだけのことだ。(創設)

 など、時事ネタというか思わずニヤリとしてしまう例文もあった。そう、ポイントは「思わずニヤリ」なんだと思う。それを追求していったら下ネタにも到達したのだろう。

 表紙には「記憶に残る例文・意味で生きる漢字・語彙力を!」とある。たしかに変わった例文ばかりで私も一気に読んでしまった。ただ、こんな例文もある。

・男の収入をドガイシできる女なんているのか?(度外視)
・夫婦間の家事ブンタンなんて幻想だ。(分担)
・一定スイジュン以上の女の子しかここには入れないんだよ。(水準)

 ちょいちょいこんな感じのも出てくる。

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