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技術革新とは恐ろしいものだ。今まで常識だったものが、すっかりなくなってしまう場合もあるのだから。
それは見慣れた光景すらも変化させてしまう、ということである。特に今の時代は、日進月歩どころか秒進日歩と表現するべき変化の波が押し寄せている。今日見た光景は、明日にはもう存在しないかもしれない。
スポーツの世界にも、そうした現象が訪れようとしている。
一つ例を挙げれば、競技用シューズから靴紐がなくなりつつある。
■ まるで「のっぺらぼう」のような紐なしスパイク
アディダスは1月19日から、新型サッカースパイク『LACELESS』の予約受付を開始した。
この『LACELESS』、一言で言えば“のっぺらぼう”である。本当に靴紐がないのだ。
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あたかも、ズックのようなデザインだが、もちろん各所にハイテクが施されている。
例えば、スパイク本体の材料は1本の糸から編み上げたニット素材でできている。素足に近い感覚を追求したそうだ。もちろん、激しい動きの際も決して脱げることはない。
価格は、税抜き3万5,000円。限定120足の発売である。
■ 本革から特殊素材の時代へ
最近の、筆者が特に気になっているのは、競技用シューズから革が淘汰されているという現象である。
もっとも、室内スポーツ用の靴の場合は、以前から布とゴムだけでできたものが主流だった。しかし野外スポーツの場合は、靴に耐久性がなければいけない。だからこそ、昔のスパイクは野球用だろうとサッカー用だろうと、高価なものほど革を使っていた。
今は違う。革製スパイクは入門者向けの製品になり、例えばACミランの本田圭佑が使用しているスパイクは、特殊素材が用いられた人工皮革製だ。