【山口組分裂】騒動の余波は関東にも影響?住吉会二次団体最高幹部に聞く

【山口組分裂】騒動の余波は関東にも影響?住吉会二次団体最高幹部に聞く

 山口組分裂の動向が未だに世間を騒がしている。一部報道では、六代目山口組の構成員が1万3000人から半減以下の約6000人とされた。一方、神戸山口組の構成員は現状で約3000人と言われている。

 では残りの4000人はどうなったのか。彼らは今回の分裂の中で組織を抜けたものと考えるのが妥当であろう。当初、構成員の数字では7対3の分裂劇であったが、両組織と付き合いのある組織関係者によると、実際はもっと拮抗しており、実感としては6対4くらいの数字であろうと言う見立てだった。

 直系組長である直参の数は六代目山口組の方が多いが、その内情は三次団体、四次団体の移籍が相次いでいる。その中でも当代、若頭を出している三代目弘道会の人間の移籍が話題となっている。この組織は現在三代目体制であるが、その先代が神戸山口組、四代目山健組 五代目健竜会の相談役として移籍したのだ。

 この組織は現在五代目健竜会最高顧問である三島組三島敬一組長が六代目山口組を絶縁された後、利権が多い大阪の西成地区で地盤を築いていた組織だ。先日も大阪で乱闘事件を起こした組織でもあるために、この移籍劇は大きい。

 筆者は、住吉会二次団体最高幹部で三次団体のある組織の組長に電話取材した。今回の分裂の流れを受けて関東に影響はあるのか。具体的にはどのように受け止めているのか。住吉会は取材厳禁のために、この組長の詳細は明らかには出来ないが、その点はご容赦願いたい。

■今は厳しいのが事実...だが警察は山口組で必死

――今回の分裂で関東はどの様な影響を受けているのか?
「神戸山口組と友好関係のある稲川会の組長が破門をされたり、関東も色々な動きは水面下では起きている。だけどうちはそこまでの影響は受けていない。実際に六代目山口組とも神戸山口組とも親戚関係でもないからね」

――住吉会は盤石なのか?
「知っている通り、住吉会は元々連合体だからね。今は総裁、会長以下執行部もまとまって一本だけど、あそこはどこの系列とか、あそこはどこの流れだから、とかそんな感じで他の組織は違って縦ではなく、斜めみたいな部分もあるからさ。

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