船の帆から着想!低コスト高パフォーマンスな「ブレードのない風力発電」とは?

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船の帆から着想!低コスト高パフォーマンスな「ブレードのない風力発電」とは?

source: http://www.saphonenergy.com/

風力エネルギーは、“代表的な再生可能エネルギー”のひとつ。小規模分散型の電源であるため、従来の集中型電源に比べて、事故や災害など非常時の影響を軽減でき、送電コストが高くなりがちな、僻地の独立電源などにも活用しやすいのが利点だ。

しかしながら、風力発電機が発する騒音によって周辺住民が健康を害したり、多くの鳥が風力発電のブレードに衝突して死亡するなど、私たちの生活環境や生態系への影響が懸念されている。

■ 船の帆から着想した、ブレードのない風力発電機

アフリカ北部チュニジアで2011年に創設された『Saphon Energy(サフォン・エナジー)』は、船の帆から着想を得た、ブレードのない風力発電機を開発したことで知られている。

いわずもがな、船は、帆が受ける風の運動エネルギーを力学的エネルギーに変換し、そのエネルギーを動力源として、航行している。

では、このメカニズムを風力発電に応用すると、どうなるのだろう。

『Saphon Energy』が開発した曲線状の大型ディスクが、風からの圧力や振動を最大限にとらえ、風に押されることで前後に振動。

この振動がピストンを動かし、風の運動エネルギーが力学的エネルギーに変換される。さらに、ピストンは油圧システムと連携しており、油圧によって、力学的エネルギーから電力に変わる仕組みだ。

source: http://www.saphonenergy.com/

この風力発電機は、騒音や低周波を発することなく、ブレードに鳥が巻き込まれることもない。

また、一般的なものに比べて約2倍のエネルギーを発電でき、製造コストを約50%軽減できるという利点もある。

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