ベッキーの休業後、わずかに残された”芸能界復帰”の可能性とは?

「木部本」より

阿蘭澄史の「芸能人は因果な商売である」

 ゲスの極み乙女。のボーカル川谷絵音(27)との不倫騒動で休業が発表されたベッキー(31)。収録済みの番組が放送される2月半ば以降、テレビなど各メディアから姿を消すことが決まっている。そんななかで気が早いが、業界内で囁かれているのが「ベッキーはいつ、どのタイミングで復帰するのか」という話だ。

 そもそもベッキーには一部週刊誌では、「引退してでも結婚したい」という”引退説”が取り沙汰されているが、ベッキーに近い芸能関係者は「間違いなく復帰します」と断言する。その理由とは?

■仕事へのモチベーションは変わらない

「まず第一に、サン・ミュージックの懐事情がある。同事務所の売り上げの6割はベッキーが占め、稼ぎ頭の彼女に引退なんてされたら総勢200人の社員が路頭に迷ってしまう。今回の件はあくまで当面の間の休業で、仕事への意欲は変わらずにある。結局、騒ぎは大きくなるばかりで、落ち着くまでは番組収録もままならないために『休業』という道を選ばざるを得なかっただけのことなんです」(前出・関係者)

 視聴者から1000件以上のクレームが入り、CMスポンサーも軒並み契約が打ち切りに。好感度で売っていた自覚があるにもかかわらず、これだけのバッシングを受けながら、仕事のモチベーションを失わないとは天晴れである。

 そうなると、やはり気になるのが「いつ、どのタイミングで復帰するか」である。ポイントとなるのは、やはりゲス川谷との関係性になるようだ。

「最有力なのは、ゲス川谷と結婚して、恋愛を成就させてから『愛を貫いた』と何食わぬ顔で戻って来るというパターン。復帰が早過ぎると略奪感が強くなってしまうため、1〜2年程後になるでしょう。次に有力なのは、ゲス川谷ときっぱり関係を断絶し、きちんと謝罪して好感度の高い番組キャラクターなどに返り咲くという形。TBS系『モニタリング』に出て来る、ベッキー扮する木部さんというキャラクターは、書籍を出版するほど人気があった。今回の休業時も視聴者から木部さんを見られなくことを悲しむ声が相次ぎました。こちらの場合は1年以内に復帰するでしょうが、今の状況ではかぎりなく可能性が低いでしょうね」(前出・関係者)

 現状では、不倫に対する視聴者の目が厳しく、好感度が回復するのは難しい。有名芸能人の応援を受けて復帰した元モーニング娘。の矢口真里(33)ですら、現在のタレントとしての地位は低いままだ。ベッキーの場合、不倫騒動が発覚した当初は応援するタレントも少なからずいたが、現在は「批判の飛び火」を恐れて擁護するタレントがほとんどいないのが実情である。

■芸能界では”不倫略奪婚”の前例は多い

 とはいえ、芸能界では不倫略奪婚は散乱しており、その後の関係性で好感度が徐々に回復して来るケースもある。ドラマの主演を張れる女優の篠原涼子(42)はその代表格で、市村正規(67)が既婚時に知り合い、最終的に略奪した形になっているが、それでも現在は”おしどり夫婦”として好感度は高い。

「篠原涼子は市村さんのガンを共に乗り越える姿勢などが話題となり、今の好感度を獲得するに至った。ベッキーが略奪愛イメージを払拭するほどの女性に成長できるかどうか。それが復帰後も芸能界で生きていけるかどうかのポイントになるはずです」(前出・関係者)

 ベッキーの場合、略奪愛に加えてLINEでのやり取りが流出したことによるイメージダウンも大きな打撃となってくる。ゲス川谷との”おしどり夫婦”としてテレビを賑わすには、相当な苦難を乗り越えなければならないが……ベッキーの復帰には越えなければいけないハードルが数多い。

阿蘭澄史(あらん・すみし)
1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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