経済学部と経営学部、文学部と人文学部……入学前に知っておきたい学部や学科の名前の違い

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みなさんは、「学部」と「学科」が何が違うのか、またそれぞれどういった意味なのか知っていますか? 他にも、学部や学科の名前でも、文学と人文学といった似ている名称のものがありますよね。今回は、意外と知らない「学部と学科の違い」などを紹介します。

■学科がまとまったものが学部

まず学部と学科についてです。学部は簡単に言えば「学問ごとに分けられた組織」です。一方、学科というのは「専攻別に分けられた組織」。学部は大別したものですが、学科はそれをさらに細かく分けたものということです。ですので、学科の集合体が学部ということになります。また学科をさらに細かく分けたものを「専攻」と呼ぶこともあります。

■経済と経営ってどう違う?

経済学部と経営学部。似たような名前の両学部ですが、どちらも社会や企業のお金に関することを学びます。ただしそのアプローチが違っており、経済学部では社会全体や国といった広い規模でのお金の動きなどを研究、また分析します。経営学部は国や社会というよりも、会社規模でのお金の動きや経営方法などを学んでいきます。似ているようで実は大きく性格が異なる学部なのです。

■文学部と人文学部は……同じ?

メジャーな学部の一つである文学部ですが、他に「人文学部」というのを聞いたことはないでしょうか。「人」の1文字があるかないかだけの両者ですが、実は二つとも文系の学問の中から社会科学を除いた学問を学ぶもので、同じなのです。1947年の学制改革の際に、新潟大学が文学を学ぶ学部を「人文学部」と名付け、それに倣った大学が現在も人文学部の名称を使うようになりました。同じ内容でも名前が違うのです。

■史学科と歴史学科も……同じ?

歴史を学び研究する「史学科」と「歴史学科」ですが、これも実は同じもの。どちらも歴史学を学びます。

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