『ネットで人生棒に振りかけた!: 先の読めない時代の情報版「引き寄せの法則」』(新田哲史著、アスペクト)の著者は、言論プラットフォームとして知られる「アゴラ」編集長兼ソーシャルアナリスト。
読売新聞で10数年にわたって記者を務めたのち、コンサルティング会社を経て独立したという異例の経歴の持ち主でもあります。
まず、高給と社会的地位を約束された大手新聞社を辞めてしまったこと自体が大胆すぎる決断ですが、これはインターネットの普及という表面的な現象や既存メディア崩壊を煽る周囲の意見に踊らされたからなのだとか。
しかも転職先でも大失敗し、実務経験もお金もないまま仕方なく独立して社会の荒波で溺死しかけることに。だから、「ネットで人生棒に振りかけた」わけです。
では、私たちが人生を棒に振らないためにはどうしたらいいのでしょうか? 著者の教訓を抜き出してみましょう。
■人生を棒に振らないための教訓(1)
「独立」とは、必ずしも会社を辞めて起業するという意味ではないと著者。組織にいようと、凡人のビジネスパーソンが自己判断能力を持って「一人前」と認められるようになるには、相応の「下積み」期間が必要だということ。
■人生を棒に振らないための教訓(2)
「あの偉大な先生がこう話していた……」「そのジャーナリストの取材によると……」など、私たちはつい著名人や成功者の言説に左右されてしまいがち。
しかし先が見えない状況だからこそ、それらを鵜呑みにせず、冷静に検証することが大切。
■人生を棒に振らないための教訓(3)
男は特に「歴史好き」で、たとえば織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの勇姿に憧れてしまいがち。しかし彼らはほんの一握りの存在であり、天才です。
普通の会社員であれば、英雄物語は娯楽として割り切り、まずは凡才を参考にしたほうが堅実だとか。