『世界NO.1執事が教える“信頼の法則”「信じていい人」「いけない人」の見分け方』(新井直之著、KADOKAWA)の著者は、日本バトラー&コンシェルジュ株式会社代表取締役社長。
同社は、執事によるフルオーダーメイドサービスを提供しているという珍しい会社で、著者自身も執事として大富豪のお客様を担当。
また、それに加え、企業向けに富裕層ビジネス、顧客満足度向上に関するコンサルティング、講演、研修なども行っているのだそうです。
そんな実績を持つ著者の新刊である本書は、お客様をトラブルから守るために蓄積してきた「信頼できるかどうか」を見極めるテクニックを公開した書籍。
切り口自体が、とてもユニークです。
■日本人が大好きな数字の3と8に要注意
ところで著者は本書のなかで数字の話題に触れており、「3と8は適当な数を表すときに人が好んで使う数字」だと指摘しています。
たとえば、こんな感じ。
「こちらの商品ですが、すでに3社からオファーをいただいております」
「朝から営業に回っていて、こちらで8件目なんですよね」
前者の「3社」は、本当は1社からしかオファーがないのに、「それでは少なすぎる」「かといって5社と大ボラを吹くのは後ろめたい」というときなどに、「ほどよい数字」として使われることが多いといいます。
ただし無意識のうちに使っている人がほとんどで、自分がそれを多用していることに気づく人は少ないのだとか。
また無意識である以上、本人に罪悪感はないものの、聞く人が聞くと「あれ? おかしいな」と感じることも。
一方の「8」は、「想像以上に数が多い」ことをアピールしたいときによく使われる数字。
昔から「嘘八百」などといいますが、80%、800件、8,000人などは要注意。10のようにキリがいい数字ではわざとらしいので、それに近いところで、8なら「そこそこ多い」というイメージをアピールできるのではないかという心理がそこにはあるのだそうです。
日本人が3を好んで使ってきたことは、歴史的にも明らか。