きょうは3月11日。いうまでもなく、多くの人々に衝撃を与えた東日本大震災から5年目にあたる日です。
5年前の現在と同じ時刻に、なにをしていたか、どんな不安を心に抱えていたかなどを鮮明におぼえている方も少なくないと思います。
あの日を境にいろんなことが変化しました。なかには思い出したくないこともあるはずですが、いいことがあったとすれば、人の心の温かさを共有できたことではないだろうかと感じています。
多くの人が「当たり前のこと」として、困った人がいれば手を差し伸べ、助けられた人は素直に「ありがとう」と口に出し、感謝の気持ちを表すことができた。
そんな気持ちを共有できたということには、とても大きな意味があるように思えるのです。
そこできょうはひとつの区切りという意味も込め、『ありがとう ~Thank you~』(寺井広樹著、世界中に笑顔を広げるアーティストRIEイラスト、あさ出版)という書籍をご紹介したいと思います。
■「ありがとう」の気持ちを伝える39の言葉
著者は、能動的に涙を流す時間を設けることによって心のデトックスを図ろうということを目的とした「涙活プロデューサー」。直木賞作家、志茂田景樹氏との「天国ポスト」、川嶋あいを筆頭とするアーティストへの詩の提供など、幅広く活動している人物です。
イラストを手がけるRIEさんは、ボルネオ島のある村で、貧しくとも笑顔を忘れない少女と出会ったことから「人の心の豊かさ、温かさを世界中に広げたい」と感じるようになり、絵を描き続けているという人物。
つまり本書は「涙活」のコンセプトに基づき、「ありがとう」の気持ちを伝える39のメッセージを集め、それらを日本語と英語で表記。ソフトでやさしい質感をもつイラストとともに紹介しているというわけです。
このなかから、6つのメッセージをご紹介しましょう。
■6つのシンプルな「ありがとう」メッセージ
(1)生きること、生きていくこと
今日、こんな言葉に出会いました
“生きるというのは、人に何かをもらうこと。