質・量を誇るボストン美術館の浮世絵コレクションから、初の大規模な国芳・国貞の厳選された名品が集まる展覧会「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳わたしの国貞」展が開催中です。
14,000点を超える国芳、国貞の浮世絵から170件(約350枚)を紹介する本展。一度貸し出されると美術館の規定により5年間は公開されなくなるため、とても貴重な機会なんです。
テレビやグラビア雑誌がない江戸時代、浮世絵は歌舞伎スターのブロマイドであり、最新のエンターテインメントやファッションを伝える重要なメディアでした。
本展では世界に冠たる浮世絵コレクションで知られるボストン美術館より、幕末に絶大な人気を博した二人の天才浮世絵師、歌川国芳と歌川国貞の選りすぐりの作品で、江戸の世界を体感することができます。
江戸の「俺たち」は国芳が描く任侠の世界に憧れ、物語のヒーローの姿に自らを重ねあわせ、粋で鉄火な美人に恋い焦がれたことでしょう。
一方で「わたし」は、国貞が描くキラキラ輝く歌舞伎役者に熱い思いを寄せ、美しい女性の艶姿に夢を馳せたのです。