​書店員がすすめるマンガ大賞が発表―大賞は「ゴールデンカムイ」

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3月29日、東京都・千代田区でマンガ大賞2016の授賞式が行われた。これまでのマンガ大賞では、テルマエ・ロマエ、海街diary、ちはやふるなどが大賞を受賞している。8作品の受賞作中で、5作品が実写映画化されている注目の賞だ。今回のノミネート作品は、「町田くんの世界」「僕だけがいない街」「BLUE GIANT」「波よ聞いてくれ」「百万畳ラビリンス」などの作品が挙げられた。大賞は野田サトル「ゴールデンカムイ」となった。実行委員の河本さんに、ゴールデンカムイの魅力について聞いたところ、北海道の日露戦争時の軍人事情や、アイヌ文化をよく調べていると話してくれた。

ゴールデンカムイはかつて日露戦争で活躍した不死身の杉元が、ある目的のために北海道を訪れる。アイヌが隠した埋蔵金の手がかりを求めて、アイヌの少女らと冒険を繰り広げるストーリー。黄金を求める冒険に加えて、アイヌの文化や歴史、食事の描写に至るまで、細部まで取材結果が練りこまれており、「このマンガがすごい!2016 オトコ編」でも第2位に選ばれているほどだ。

マンガ大賞は、マンガに精通する書店員などがその年の一番の面白いマンガを選ぶもの。マンガに詳しい業界人が集まって、2008年に創設された賞だ。過去の大賞作は除いて、1月1日から12月31日までにコミックスが発売された通算で8巻以内のマンガが対象となっている。96人の選考委員が推薦した226作品から上位11作品をノミネートする。さらに91人がノミネート作品を選考にかける。1位を3ポイント、2位を2ポイント、3位を1ポイントで採点して結果を出す公正な審査制度だ。獲得ポイントも発表される。

大賞を受賞すると、売れ行きが大幅に増える。過去の受賞作は、08年が「岳」で、09年が「ちはやふる」、10年が「テルマエ・ロマエ」で11年が「3月のライオン」、12年が「銀の匙」、13年が「海街diary」、14年が「乙嫁語り」、15年が「かくかくしかじか」となっていた。

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