[NEWSショーマニズム宣言!]

舛添都知事はお詫びCMが大反響の「ガリガリ君」を見習え!

税金で贅沢出張の舛添都知事

「25年間 踏んばりましたが、」

 厳しい顔の会長を中心に、全社員が工場前に整列して深々と頭を下げる──。

 坊主頭の男の子のパッケージで知られ、もはや国民的なアイスキャンディと言える『ガリガリ君』が、25年ぶりに値上げした(注1)。冒頭の平身低頭は、期間限定で流された<お詫びCM>。BGMに伝説のフォークシンガー・高田渡の名曲『値上げ』を使ったペーソスあふれる映像は、動画サイトでも4日間で70万回以上再生された。

 まさに大反響なのだが、一体いくら値上げしたのかと言えば、<10円>。

 1991年から60円に据え置きだった『ガリガリ君』が、70円になったことへの製造元・赤城乳業からのお詫びだった。

「近年の厳しい環境の中、価格を据え置いてきました。しかしながら(略)物流費の高位安定、原材料やスティックなど包装資材の需給逼迫と価格高騰、加えて人手不足による人件費高騰も顕著で、既に自社企業努力でのコスト削減が可能な限界を超えてきております。(略)何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」(赤城乳業)

 この赤城乳業の姿勢には絶賛の声が寄せられ、値上げも「致し方ない」という同情論が広がっている。むろんCMで逆に好感度を上げる狙いもあったのだろうが、10円の値上げに対する細心の配慮には、<アイスのトップブランド>としての誇りが垣間見えた。

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